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2011年02月26日

冬の虫2

冬の虫
毎日の日課となっている犬たちとの散歩。
雪に閉ざされた冬もそれは変わることなく、
真っ白な雪原を歩くのも、冬の楽しみのひとつ。

だから、冬の虫クモガタガガンボにであうのも
ほぼ毎日のこと。
今では、その出会いを期待し、その虫たちとの出会った数を
数えながら散歩するようになった。
おおい日には30分ほどの散歩で20〜30匹の虫たちに出会う日もある。

小さくても黒い虫は雪原ではかなり目立つので気をつければ
踏みつぶすことはないけれど、犬たちは違う。
ここに虫がいるよ!と教えても、
虫の存在を認識することはできないので、処かまわず走り回る。
私はハラハラしながら、虫を踏まないように犬を誘導したり、
時には虫をすくいあげて安全な場所へ避難させたりする。

結局、犬たちにはそこに命があることが認識できないのだ。

私はそれを見て、沖縄の人々と米軍基地との関係とよく似ていると思う。
沖縄の人々が暮らす日常の中を、戦車が走り、
ヘリコプターや戦闘機が飛び交う。
その行いは、そこに命が存在していないかのように
虫を踏みつぶしながら雪原を走り回る犬たちとどこが違うのだろうか。

けれども、それを犬のせいだけにしてはならない。
他人事のように見ていてはいけない。
なぜなら軍隊という番犬の飼い主は、
アメリカという国だけではなく、
本土と呼ばれる地に暮らす、
我々ひとりひとりでもあるからだ。


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この記事へのコメント
kokemomoさん

お久しぶりです。2年ぶりですね。
お元気かと心配していましたが、また記事が読めて、嬉しくなりました。

この2年間、世の中では色々ありましたが、私は相変わらず森暮らしです。変わったことといえば、鹿が頻繁に現れるようになりました。これも森の食糧が減っているからでしょうか。

せっかく植えた春の花も食べられてしまいますが、お互い森に生きる生き物、「しかたないなぁ」と共存の心で見守っています。
Posted by momi at 2011年04月04日 14:14
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