おおきな原野のちいさな家
2012年03月01日
2011年07月13日
ルピナス ひかりの国
ルピナス
はてしない光の国へ
向かっていく
子供たちの未来
その希望を
打ち砕いたのは
誰だ
郷土を愛する心
愛国心
君が代
日の丸
そして原発
権力と金と
嘘とだましと詐欺と
姑息と傲慢によって
押し付けてきた者たちによって
計らずも
かけがえのない
この美しい郷土を
永遠に破壊し抹消してしまったのは
ほかならぬ彼らだったことを
この惨事は
証明してみせた
こどもたちから
未来とふるさとと希望を奪った
犯罪者たちに
天罰が下されなければ
もう
わたしは
なにも信じない
ルピナスの花元に
こどもたちを
呼び集め
ただただ抱きしめ
苦しみと悲しみのない
光の国へ
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00:05
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2011年07月12日
ガーデンーたくさんの命
チャイブの花が
ひしめきあうように咲いている
たくさんの命
たくさんの命が
今この国で、危険におかされている。
放射能の恐怖に
たくさんの善意が被災地に
向けられている
けれども本当の善意とは
悲惨な事故を生み出した
原発そのものを創らせないことだった
しかし、悲劇は起こされてしまった
おおくの無関心に、
もう遅い?
いいえ、
まだ愚かにも稼働している
50以上の原発を止めるという大事なことに
善意をむけよう
遅すぎる善意では
起こされてしまった
悲しみを消すことはできない
Posted by kokemomo at
16:48
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2011年07月08日
拝啓、尾崎豊さま。
クレマチス・ホワイト
それは、まるで暗い夜の帳の中で
輝く星のよう
(尾崎豊15の夜)
盗んだバイクで走り出す、
行き先も解らぬまま
暗い夜の帳の中へ
心のひとつも解り合えない大人たちをにらむ
(尾崎豊 卒業)
夜の校舎窓ガラス壊してまわった
逆らい続け あがき続けた 早く自由になりたかった
私のあの青かった夏からはもう、
何十年も時は過ぎ去ってしまったけれど
心の中は、あなたと同じなのです。
私も今大人の一員でありながら
心ひとつも解り合えない大人たちをにらみ、憎んでいます。
いいようのない怒りと、暴力性が
私を襲います。
それをかろうじて、支えているのが
憲法9条の会の会員であるということ。
戦争という暴力を否定する憲法9条の理念が、
あらゆる暴力を否定することを、私の理性に働きかけるのです。
どんなに、相手が心一つ解り合えない大人たちであろうと
暴力によっての解決はありえないことを・・・
尾崎さん、あなたには歌い続けてほしかった。
あなたをそれほど追い込む社会構造をあばき
真に闘うべくものの姿をあばき
あなたを慕い、苦しみを共有する
若者に指し示して欲しかった。
そして、ともに行動して欲しかった。
あなたの足元にもおよばないけれど
その意思をつないでゆきましょう
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09:28
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2011年07月07日
ガーデン
ホワイト・ピオニー
真っ白い芍薬が黒い背景にうかびあがる
闇がその美しさをよりいっそうひきたてている
闇は美を求める際にかかせない
けれども、私たちの社会に
闇はあってはならない
原発事故の奥にひそむ
深く暗い闇
権力と金力にとらわれた
病んだ心の闇
実は、闇とは
この深刻な犯罪を犯した原発関係者だけではなく
そこの、あなたの中にも
潜んでいる
Posted by kokemomo at
09:31
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2011年07月06日
ガーデン
あやめよ
その凛とした立ち姿の美しさの
なんと清いことか
誠実で、潔白で
嘘をつかず、人をだまさず
あやめよ
おまえが人であったなら
この世に原発など作らせなかっただろう
弱いものをいじめる社会など
許さなかっただろう
あやめよ
来世には人となって
生まれてきておくれ
子らを、花らを、虫らを
ちいさきものらを
すくっておくれ
Posted by kokemomo at
09:40
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2011年07月05日
2011年06月30日
ガーデン
ちいさきものたちよ
このものたちにも、容赦なく
放射線はふりそそぐ
いったい誰のせい
それはわたしたち、
うそをつき、ひとをだまし
命さえも軽んじ
弱者をみごろしにする
金と権力におぼれたものたちの
存在をゆるしてしまったこと
それはわたしたち、
いったい誰のせい
よわいものいじめ
ぜったいにどんなことがあったとしても
やってはいけなかったはずなのに
今では多くの人々が
意識的に、そして無意識に
弱い者いじめに加担する
社会をつくってしまった。
そして多くの悲劇がおこった
いったい誰のせい
それは悲劇をひきおこしたものではなく
心が壊れた私たちのせい
Posted by kokemomo at
08:32
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2011年06月29日
2011年06月28日
ガーデン
書かなければならないこと
言わなければならないこと
伝えなければならないことは
いっぱいあるはずなのに
さっぱり、書けないのです。
すべては・・・のせい
Posted by kokemomo at
23:54
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2011年06月27日
ガーデン
フラクシネラ
別名、バーニングブッシュ
この花に火を近づけると
一気に燃え上がる
まるで、今のわたしのようだ
Posted by kokemomo at
00:26
│Comments(0)
2011年06月26日
2011年06月25日
2011年06月10日
2011年02月26日
冬の虫2
冬の虫
毎日の日課となっている犬たちとの散歩。
雪に閉ざされた冬もそれは変わることなく、
真っ白な雪原を歩くのも、冬の楽しみのひとつ。
だから、冬の虫クモガタガガンボにであうのも
ほぼ毎日のこと。
今では、その出会いを期待し、その虫たちとの出会った数を
数えながら散歩するようになった。
おおい日には30分ほどの散歩で20〜30匹の虫たちに出会う日もある。
小さくても黒い虫は雪原ではかなり目立つので気をつければ
踏みつぶすことはないけれど、犬たちは違う。
ここに虫がいるよ!と教えても、
虫の存在を認識することはできないので、処かまわず走り回る。
私はハラハラしながら、虫を踏まないように犬を誘導したり、
時には虫をすくいあげて安全な場所へ避難させたりする。
結局、犬たちにはそこに命があることが認識できないのだ。
私はそれを見て、沖縄の人々と米軍基地との関係とよく似ていると思う。
沖縄の人々が暮らす日常の中を、戦車が走り、
ヘリコプターや戦闘機が飛び交う。
その行いは、そこに命が存在していないかのように
虫を踏みつぶしながら雪原を走り回る犬たちとどこが違うのだろうか。
けれども、それを犬のせいだけにしてはならない。
他人事のように見ていてはいけない。
なぜなら軍隊という番犬の飼い主は、
アメリカという国だけではなく、
本土と呼ばれる地に暮らす、
我々ひとりひとりでもあるからだ。
毎日の日課となっている犬たちとの散歩。
雪に閉ざされた冬もそれは変わることなく、
真っ白な雪原を歩くのも、冬の楽しみのひとつ。
だから、冬の虫クモガタガガンボにであうのも
ほぼ毎日のこと。
今では、その出会いを期待し、その虫たちとの出会った数を
数えながら散歩するようになった。
おおい日には30分ほどの散歩で20〜30匹の虫たちに出会う日もある。
小さくても黒い虫は雪原ではかなり目立つので気をつければ
踏みつぶすことはないけれど、犬たちは違う。
ここに虫がいるよ!と教えても、
虫の存在を認識することはできないので、処かまわず走り回る。
私はハラハラしながら、虫を踏まないように犬を誘導したり、
時には虫をすくいあげて安全な場所へ避難させたりする。
結局、犬たちにはそこに命があることが認識できないのだ。
私はそれを見て、沖縄の人々と米軍基地との関係とよく似ていると思う。
沖縄の人々が暮らす日常の中を、戦車が走り、
ヘリコプターや戦闘機が飛び交う。
その行いは、そこに命が存在していないかのように
虫を踏みつぶしながら雪原を走り回る犬たちとどこが違うのだろうか。
けれども、それを犬のせいだけにしてはならない。
他人事のように見ていてはいけない。
なぜなら軍隊という番犬の飼い主は、
アメリカという国だけではなく、
本土と呼ばれる地に暮らす、
我々ひとりひとりでもあるからだ。
2011年02月03日
冬の虫
原野は厳しい寒さになり、あたり一面雪で覆い尽くされてます。
そんな冬の中を生きる虫がいることを知っていますか。
気温は氷点下、雪の上をゆっくりと歩いている
小さな虫に出会うことがあります。
そんな冬のさなか、雪の上をなぜ虫が歩いているのでしょう。
すべての虫たちは、冬の眠りについているはずなのに。
お米の粒よりも小さな黒っぽい体に、六本のか細い足が見えます。
小さくても白い雪の上ではかなり目立ちます。
クモガタガガンボという虫だそうです。
何をしているの?どこへいくの?
なぜ他の虫たちと同じように、夏に生まれてこないの?
そう尋ねても虫はなにも答えてはくれません。
けれども、しっかりと目的を持って、
何かを求めながら歩いているように見えます。
この小さな虫は、他の虫たちと同じではなく、
違う生き方を選んだのかもしれません。
それが、あえて冬に生きることだったのでしょう。
私たちの世界には、不思議なことがたくさんあります。
わからないことも、たくさんあります。
けれども、世界にはいろんな生き方があることを
この虫は教えてくれます。
それは人も同じなのです。
あなたも人と違うことを恐れないで
Posted by kokemomo at
21:43
│Comments(0)
2009年03月16日
2009年01月15日
幸いなるかな赤い貧しさ
原野は今朝マイナス20.8℃。
こんなシバレル日には,心も体も温まるものが食べたくなる。
今年もまたこのスープが食卓に上る季節になりました。
すべてが我が家の畑で穫れた野菜だけで作られたスープ
にんじん、たまねぎ、じゃがいも、ビーツと干したズッキーニ、
そして、むらさきキャベツのザワークラウト。
貧しいものから何一つ奪わず、
そして,小さき命の揺りかごである
自然を破壊することない生き方・・・
そんな生き方をするために、
お金や地位や名誉よりも
あえて,私は貧しさを選んだ・・・・
けれども、それは、きわめて貧しい暮らし。
きわめて貧しいことを赤貧という。
赤いスープに、赤いキャベツ
この赤い食べ物たちは
赤貧な私の暮らしを
なんと端的に現していることだろう!
赤い貧しさ・・・・
けれども、それは
ゆたかな貧しさ・・・・
幸いなるかな赤い貧しさ
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2008年11月01日
落葉・・・そして未来
木々に囲まれて
目立たなかった白樺・・・
あたりの木々の葉が
すっかり落ちて
ひときわその存在を
露にする・・・
齢を重ねた老いた白樺に
尊厳と畏怖を見いだす・・・
その姿は
永遠さえに見える・・・
その風景は
不変さえに見える・・・
去年も、その前の年も
そして
来年も、その次の年も
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2008年10月27日
2008年10月26日
2008年10月15日
2008年10月06日
リアルとバーチャル
皆さん。お久しぶりです。
おおきな原野には,もう数度の霜がおりました。
毎日、アフタヌーンティーをいただきながら過ごした
この庭とも来春までお別れです。
この数ヶ月,私はこの風景を作り出すため
毎日何百という咲き終わった花がらを摘み
雑草を引き抜き、その雑草を集め堆肥となるまで
何度も何度も切り返し、
その出来上がった堆肥を花々の株元に施し・・・
汗まみれになりながら
過ごしていました。
それはまさに,リアル・・・・
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2008年07月10日
主要な国と主要な花
ガーデンでは初夏の花たちが
次から次へと主役を譲りながら
咲き進んでいきます。
その日咲くのが
この庭のスター、主要な花だけれども
スターは毎日毎日、時の流れとともに移ろっていきます。
誰もがスターになりながら、
そしてその地位を譲りあいながら
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2008年07月08日
2008年07月07日
平和の色
原野を黄色く埋め尽くした
タンポポの季節はとうに過ぎたけれど
ところどころでまだ黄色い花を揺らしている
タンポポが見つけることができる。
へそ曲がりなのか、それとも個性的なのか
皆が咲く時に咲かずに、
こうしてひとり毅然として
咲いている・・・
他と違うことを責めるものなど
原野には存在しない・・・
見慣れたはずのタンポポの花を
近づいて,目を凝らして、見てみると
その花の可憐さと精緻さに脅かされる。
これが命なのだろう・・・
これが生きるということなのだろう・・・
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2008年06月09日
ひばり
夕方、いつものように
犬たちと草原を散歩していると
足元から突然、小鳥が飛び立った
ひばりだろうか・・・
何気なく下を見ると
そこには、ちいさな巣と
そして中には
ちいさなちいさな卵が四つ
大地はこんなにも優しい・・・
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2008年05月21日
悲桜
静内二十間道路
8キロメートルにわたって
道の両側に植えられた桜の並木が続く
道内でも有数の桜の名所です
毎年この時期には20万人の人々が訪れると言います
私たちも,五月四日連休の真っ最中
人ごみをさけるために,深夜に出発し
早朝の四時到着、
混雑するまでの3時間あまりの時を
桜の下で過ごしてきました
花はちょうど満開
桜のトンネルが迎えてくれました
風に乗って,舞い落ちる花びらが
道を薄紅色に染めていました
ここは,昔、天皇の御領牧場でした
天皇のために町民が山の桜を移植し作りあげた
心優しき人々の花の道
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